英語は、あなたの世界を広げるツール。
外の世界を知ると同時に、自分の地域や文化を語り、その世界をさらに押し広げる力を持っています。
本日は、『地域』と『グローバル』 その二つの世界をつなぐ “地域からの発信”の記事をお届けします。まず、最初は私の地元、栃木県の季節の魅力から。
Autumn in Tochigi ― 栃木県の紅葉を紹介しよう
秋の栃木は、静かで美しい季節です。
10月下旬から11月にかけて、山や公園が赤や黄色に色づきます。
日光、那須、塩原では、朝の光の中で葉がきらめき、
冷たい空気が心をすっと落ち着かせてくれます。
この季節は、地域の魅力を言葉で伝えるのにぴったりです。

紅葉を描く言葉と文
「紅葉」は autumn leaves または fall foliage(フォーリッジ) と表現されます。
どちらも複数形になっているのは、
“葉”ひとつではなく、“景色全体”を指しているからです。
- The mountains are turning red and yellow.
山が赤や黄色に色づいている。
💡 文法のヒント:
be動詞+ing は「変化の途中」を表します。
“are turning” は、すでに変わり始めているけれど、
まだ完全には終わっていない——そんな「いま」の状態を表す進行形です。
季節の移り変わりを描くときにぴったりの構文です。
- The air is cool and clear.
空気が冷たく澄んでいる。
💡 語彙のヒント:
“clear” は「澄んだ」「くもりのない」という意味で、
天気・空気・声など、どんな場面でも使える万能語です。
日常会話でも “a clear answer(はっきりした答え)” のように応用できます。

秋の景色を伝えるフレーズ
観光で訪れる人に、こんなふうに伝えられます。
Tochigi is a perfect place to enjoy autumn leaves.
栃木は紅葉を楽しむのにぴったりの場所です。
💡 文法のヒント:
“a perfect place to + 動詞” は万能フレーズです。
「〜するのに最適な場所」という形で、
どんなテーマにも応用できます。
例:a perfect place to relax, a perfect place to start など。
You can see beautiful colors in Nikko and Nasu.
日光や那須で美しい色を見ることができます。
💡 ポイント:
“can see” は「見ることができる」ですが、
この場合は“自然に見られる”というニュアンス。
事実や説明に使うと、とても自然です。

季節を感じる言葉のセンス
海外の秋はスケールが大きく、色づく木の種類も違います。
でも、栃木の紅葉には“静かな深さ”があります。
The colors are not loud, but quietly beautiful.
鮮やかすぎず、静かに美しい。
💡 文法のヒント:
“not A, but B” は「AではなくB」という、
英語の中でも非常に使いやすい対比構文。
プレゼンや日常会話でも、“Not many, but meaningful.” のように応用できます。

まとめ
紅葉の季節は、言葉を練習するのにちょうどいい時期です。
身近な景色を少しずつ声に出してみることで、
地域の魅力をあらためて感じることができます。
The colors of autumn make me happy.
秋の色が心を穏やかにしてくれる。
言葉を少しずつ育てていくと、
その積み重ねが、やがて世界を広げていきます。

Vocabulary(ことばのメモ)
| 単語・表現 | 意味・使い方のポイント |
|---|---|
| foliage | 木の葉全体を指す。紅葉など自然を描くときによく使われる。 🗣 The autumn foliage is beautiful in Tochigi. |
| turning | 状態が「変わっている途中」。季節や天気の変化に使える。 🗣 The leaves are turning red. |
| clear | 「澄んだ」「くもりのない」。天気・声・考えなどに応用可能。 🗣 The sky is clear today. |
| calm | 「落ち着いた」。人の気持ちや風景を描くときに便利。 🗣 The lake is calm this morning. |
| peaceful | 「穏やかで平和な」。雰囲気を伝えるときにやわらかく響く。 🗣 It’s a peaceful town surrounded by mountains. |

コメント