英語での自己紹介 ― Level 4:相手との関係をつくる一言

ー特訓シリーズ《自己紹介 Level 4》ー

目次

はじめに

【前のステップから】 Level 3 では「仕事への想いを一言で表現する」練習をしました。 今回の Level 4 では、さらに一歩進めて、相手との距離を自然に縮める一言を身につけることが目的です。

自己紹介は「自分のことを話す場」でもありますが、同時に「相手との共通点を見つけるチャンス」でもあります。

なぜこれが大切か?

相手の出身地・部署・プロジェクトなどに少し触れるだけで、空気がやわらぎ、会話が続きやすくなります。

【Example】
❌ “I’m Tanaka from Engineering. Nice to meet you.”
→ 相手の心の声:「こちらこそ…(それで?)」

✅ “I’m Tanaka from Engineering. It’s great to meet someone from the design team!”
→ 相手の心の声:「お、話しやすそうな人だな」

この一言が、単なる挨拶を会話のきっかけへと変えていきます
この回では、そんな “話しかけやすい雰囲気” を作る一言を練習していきましょう。

※この記事では、カタカナ表記はあくまで「目安」として使います。実際の音は、必ず耳と口で確認してください。

基本フレーズ

① It’s great to meet someone from 〜

例文: It’s great to meet someone from the design team.

共通点を通じて親近感を自然に伝えるフレーズです。 相手の出身地や部署などに軽く触れることで、会話の空気がやわらぎます。

音節分解

It’s / great / to / meet / SOME-one / from / the / de-SIGN / team

ストレスアクセント(★)
  • ★great(強く)
  • ★SOME-one(第1音節を強く)
  • de-★SIGN(第2音節を強く)
  • ★team(強く)
リズムパターン

It’s great(強調)/ to meet someone(流れるように)/ from the design team(明確に)

⚠️ 発音のポイント

  • “great” は「グレイト」に近い音で、最後の t ははっきり弾くというより、息を軽く止めるイメージ。
  • “someone” は「サムワン」と、リズムよく。
  • “design” は「ディザイン」と、”di” を弱く、「ザイン」にしっかりアクセントをおきます。

応用例

  • It’s great to meet someone from our Tokyo office.
  • It’s great to meet someone from your group.

② I’ve heard a lot about 〜

例文: I’ve heard a lot about your project.

「以前からうかがっていました」という、柔らかい言い方です。 “I’ve heard” は、相手に対する関心や敬意を示す便利な導入フレーズです。

音節分解

I’ve / heard / a / lot / a-BOUT / your / PRO-ject

ストレスアクセント(★)
  • ★heard(強く)
  • ★lot(強く)
  • a-★BOUT(第2音節を強く)
  • ★PRO-ject(第1音節を強く)
リズムパターン

I’ve heard(やや強調)/ a lot(流す)/ about your project(明確に強調)

⚠️ 発音のポイント

  • “I’ve heard” は「アイヴハード」と、つなげる時は一息で。
  • “heard” の語尾は強く言わず、「ハゥd」に近い音で軽く。
  • ※ネガティブな噂には使いません。ポジティブ文脈専用です。

応用例

  • I’ve heard a lot about your team’s work.
  • I’ve heard a lot about your new design system.

ワンポイント

“I’ve heard a lot about〜” は「うわさはかねがねお伺いしています。」に近い、丁寧で柔らかい言い方です。 初対面でも距離を縮めやすい表現なので、ポジティブな話題に限定して使いましょう。

③ It’s nice working with 〜

例文: It’s nice working with you on this project.

一緒に働けることを喜ぶフレーズです。 打ち合わせや初対面の挨拶で使うと、関係がスムーズに始まります。

音節分解

It’s / nice / WOR-king / with / you / on / this / PRO-ject

ストレスアクセント(★)
  • ★nice(強く)
  • ★WOR-king(第1音節を強く)
  • ★PRO-ject(第1音節を強く)

⚠️ 発音のポイント

  • “nice” は「ナイス」。最後の s は「ス」と大きく言うより、軽い摩擦音としてそっと添えるイメージ。
  • “working” は「ワーキング」と最後まで言い切るより、「ワーキ[n]」のように、語尾の “-ing” を鼻に抜ける n の音で終えると自然です。舌先は歯茎につけず、息を鼻から抜きます。
  • “on this” も「オン・ディス」と区切るより、「オンディス」となめらかにつなげて発音します。

応用例

  • It’s nice working with your team.
  • It’s nice working with everyone here.

ワンポイント

“It’s nice working with〜” は “I’m glad〜” よりも控えめで上品な響きです。相手への敬意が自然に伝わります。 また、フォーマルにもカジュアルにも使える万能フレーズ。あらゆる関係のスタートにおすすめです。

💡ちょこっとメモ

「相手に興味を持つ一言」が関係のスタートラインなのは、万国共通です。
自己紹介を終えたあとのたった数秒で、「感じが良い人だな」と思われるかどうかが決まります。

声のトーンを少し明るく上げるだけで、相手の反応がやわらかく変わります。

特に英語では、イントネーションの上げ下げが「感情」を伝える重要な要素。 単語の意味だけでなく、「どう言うか」が印象を大きく左右します。

プレゼンデモ

この3つの表現を順に並べると、自然な会話のきっかけになります。

  • It’s great to meet someone from the design team.
  • I’ve heard a lot about your project.
  • It’s nice working with you on this project.

一文ごとに軽くうなずくように声を出すと、自然なフレンドリーさが生まれます。

YouTube音声教材では、文ごとの「間」やイントネーションを一緒に練習できます。この記事を読み終えたら、まずは動画音声と一緒に真似してみてください。

「相手との距離を縮める3フレーズ」

まとめ

英語での自己紹介で、 「相手に興味を持つ一言」を添えること。
たったこれだけで、 あなたの印象は「挨拶だけの人」から「また話したい人」へと変わります。

小さな一言が、人間関係の大きな入口になります。
今日の練習が、明日の会話の自信につながります。

今日から始める3つのアクション

  1. ✅ 次に会う相手について、事前に1つ情報を調べておく(部署、プロジェクト、出身地など)
  2. ✅ “It’s great to meet someone from…” を使って一文を作り、録音してみる
  3. ✅ 次の自己紹介で、Level 1→2→3→4をすべて使ってみる

🎓 これまでの総まとめ

Level 1:名前+所属部署

“My name is Tanaka. I’m from the Engineering department.”

Level 2:仕事内容

“I’m responsible for software testing.”

Level 3:仕事への想い

“It’s rewarding to see our ideas become real products.”

Level 4:相手への関心

“It’s great to meet someone from the design team.”


この4つを組み合わせると、 あなたの強みが伝わる自己紹介+会話のきっかけが完成します:

My name is Tanaka.
I’m from the Engineering department. I’m responsible for software testing.
It’s rewarding to see our ideas become real products.
It’s great to meet someone from the design team!

たった5文で、あなたは「ただ挨拶しただけの人」から 「また話したくなる人」へと変わります。

次回予告

Level 5 では、 「自分らしさで締めるフレーズ」を学びます。

自己紹介の最後に、自分を動かしている価値観や信念を添えると、言葉に深みが生まれます。
短くても心に残る“あなたらしさの一文”を練習しましょう。

お楽しみに!

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