ー特訓シリーズ《自己紹介 Level 5》ー
はじめに
この回のゴール:
自分の価値観を一文で、落ち着いて伝えられるようになる。
【前のステップから】
Level 4 では、相手との距離を自然に縮める一言を練習しました。
Level 5 では一歩進めて、「どんな想いで仕事をしている人か」を短い一文で伝えることが目的です。
自己紹介の最後に、自分を動かす想いや信念を添えると、言葉に深みが生まれます。
相手はあなたの名前や肩書きだけでなく、「この人は何を大事にして働いているのか」を知りたがっています。
例:
❌ “I’m Tanaka from Engineering. Nice to meet you.”
→ 相手の心の声:「こちらこそ…(それで?)」
✅ “I’m Tanaka from Engineering. What drives me is solving complex technical problems.”
→ 相手の心の声:「お、この人は情熱を持っているな」
この一言が、ただの挨拶を「印象に残る出会い」に変えてくれます。
この記事では、そんな「あなたらしさの一文」を3つの型で練習します。
※カタカナ表記はあくまで目安です。実際の音は、必ず耳と口で確認してください。
基本フレーズ
① What drives me is + 動機・目的
例文: What drives me is solving real problems for users.
- 自分の原動力や、仕事へのモチベーションを一言で伝えるフレーズです。
- 「なぜ自分はこの仕事をしているのか」を短く説明できます。
What / drives / me / is / SOL-ving / real / PRO-blems / for / U-sers
- ★drives(強く)
- ★SOL-ving(第1音節を強く)
- ★real(強く)
- ★PRO-blems(第1音節を強く)
- ★U-sers(第1音節を強く)
What drives me(強調)/ is solving(流す)/ real problems(明確に強調)/ for users(明確に)
⚠️ 発音のポイント
- “drives”:語尾は s ではなく z のイメージ(ドライvz)。
- “solving”:語尾の -ing は「イング」と言い切らず、鼻に抜ける音で軽く終える(サォlヴィ[n])。
- “real”:「リアル」ではなく「リーəl」。最後の l は軽く舌先を上あごにつけるだけ。
- “problems”:o は「オ」よりも「ア」に近く、語尾は z 音(プラbləmz)。
- “users”:u は「ユー」ではなく「ユー」。語尾の s は z 音(ユーzərz)。
応用例
- What drives me is building systems that work reliably.
- What drives me is turning algorithms into real products.
② My focus is + 注力していること
例文: My focus is writing clean, reliable design.
- 自分が今、大事にしているテーマや優先順位を短く伝えるフレーズです。
- 「どんな軸で仕事をしているか」を落ち着いたトーンで示せます。
My / FO-cus / is / WRI-ting / clean / re-LI-a-ble / de-SIGN
- ★FO-cus(第1音節を強く)
- ★WRI-ting(第1音節を強く)
- re-★LI-a-ble(第2音節を強く)
- de-★SIGN(第2音節を強く)
My focus(強調)/ is writing(流す)/ clean reliable design(明確に)
⚠️ 発音のポイント
- “focus”:o は「オウ」に近い二重母音。口を丸めて「フォウkəs」。
- “writing”:語尾の -ing は「イング」と言い切らず、鼻に抜ける音で軽く終える(ライtィ[n])。
- “clean”:「クリーン」ではなく「クリーn」。最後の n は鼻に抜ける音。
- “reliable”:「リライアブル」ではなく「rəライəbəl」。re- は軽く「rə」、「ライ」にアクセント。
- “design”:「デザイン」ではなく「dəザイn」。de- は軽く「də」、「ザイ」にアクセント。
応用例
- My focus is continuous learning and improvement.
- My focus is quality over speed.
ワンポイント
③ I believe in + 価値観・考え方
例文:I believe in clear communication.
- 自分の信念や仕事の哲学を、静かに伝えるフレーズです。
- “I believe in” は宗教的な意味ではなく、「この考えを仕事の軸にしている」というニュアンスになります。
I / be-LIEVE / in / clear / com-mu-ni-CA-tion
- be-★LIEVE(第2音節を強く)
- ★clear(強く)
- com-mu-ni-★CA-tion(第4音節を強く)
I believe in(やや強調)/ clear(流す)/ communication(明確に)
⚠️ 発音のポイント
- “believe”:be- は「ビ」ではなく、あいまい母音「bə」で軽く。「bəリーv」。
- “clear”:「クリア」ではなく「クリーr」。最後の r は軽く舌を巻く程度。
- “communication”:「コミュニケーション」ではなく「kəミューnəケイʃən」。5音節を「kə|ミュー|nə|ケイ|ʃən」と分けて、4番目の「ケイ」にアクセント。
応用例
- I believe in simple solutions to complex problems.
- I believe in learning from failure.
ワンポイント
💡ちょこっとメモ
価値観を伝える一文は、”設計”できます。
「自分の想いをどう言葉にすれば良いか分からない」と感じるのは自然なことです。
しかし、リズムとアクセントを意識して発声すると、短い一文でも説得力が大きく変わります。
- “What drives me is…” の “drives” を強く発音する。
- “My focus is…” の “focus” にアクセントを置く。
- “I believe in…” の “believe” をはっきり発音する。
これだけで、あなたの言葉に「力」が乗ります。
完璧なネイティブ発音は不要です。目指すのは 「伝わるグローバル英語」 です。
声を少し低めにして、テンポを落として話すと、聞き手はあなたの言葉を信頼しやすくなります。
英語では、声のトーンや間の取り方が「誠実さ」の印象に大きく影響します。
🎙️ プレゼンデモ
この3つの表現を順に並べると、自然な「価値観の自己紹介」になります。
What drives me is solving real problems for users.
My focus is writing clean, reliable design.
I believe in clear communication.
一文ごとに1秒の間を入れて話すと、落ち着いた、信頼されやすい印象になります。
YouTube音声教材では、文ごとの「強弱」「イントネーション」「間」の取り方を一緒に練習できます。
音声を聞きながら、実際に声を出して真似してみてください。
「自分の価値観を伝える3フレーズ」
https://youtube.com/shorts/JZ7VYXO7QqA
まとめ
価値観を一言で添える
英語での自己紹介で「自分の価値観を一言で伝える」だけで、印象は大きく変わります。
ただ挨拶した人から、「信念を持って仕事をしているプロ」に変わります。
短い一文でも、自分の中の信念を言葉にすると、声に力が宿ります。
まずは、3つのうち気に入ったフレーズを1つ選び、自分の言葉で続けてみてください。
小さな一言が、人間関係の大きな入口になります。 今日の練習が、明日の会話の自信につながります。
今日から始める3つのアクション
- ✅ “What drives me is…” を使って、自分の原動力を一文で書き出す
- ✅ その文を3回声に出して録音し、自分で聞いてみる
- ✅ 次の自己紹介で、Level 1→2→3→4→5をすべて使ってみる
これまでの総まとめ
Level 1:名前+所属部署
- My name is Tanaka. I’m from the Engineering department.
Level 2:仕事内容
- I’m responsible for software testing.
Level 3:仕事への想い
- It’s rewarding to see our ideas become real products.
Level 4:相手への関心
- It’s great to meet someone from the design team.
Level 5:自分の価値観
- What drives me is solving real problems for users.
この5つを組み合わせると、 完成度の高い自己紹介+あなたらしさが完成します:
My name is Tanaka. I’m from the Engineering department.
I’m responsible for software testing.
It’s rewarding to see our ideas become real products.
It’s great to meet someone from the design team.
What drives me is solving real problems for users.
たった6文で、あなたは「ただ挨拶しただけの人」から 「印象に残る技術者」へと変わります。

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