グローバル会議の休憩時間。海外の同僚に「Where are you from?」と聞かれ、「○○(あなたの出身地)」と答えたら “Where is that?” で会話が止まってしまう。
技術の話は準備してきたのに、地元のことを英語で説明できない——そんな経験はありませんか?
実は、技術者こそ「雑談力」が重要です。会議前後のちょっとした会話で、地域や趣味の話ができると、信頼関係が一気に深まります。
技術プレゼンだけでは、相手にとっての「仕事仲間」で終わります。雑談ができると、相手にとっての「信頼できるパートナー」になれます。
この記事では、私の地元、栃木の秋を例に、出身地のことを英語で話すためのシンプルな雑談フレーズを紹介します。あなたは、自分の地元を英語で語れますか?
雑談の最強テーマ:「地域の話題」
なぜ地域の話題が最強なのか?
理由1:誰でも語れる
- 専門知識不要
- 自分の経験を話すだけ
- 間違いがない(自分の地元の話だから)
理由2:相手も興味を持ちやすい
- 海外の人は日本の地域に興味津々
- 東京以外の日本を知りたがっている
- 「実際に住んでいる人」の話は貴重
理由3:会話が続きやすい
- 相手も自分の地域の話をしてくれる
- 比較の話題が生まれる
- 次の訪問のきっかけになる
雑談力を磨く 『季節を語る』
本日のお題は、『季節を語る』。
ここでは、栃木の紅葉を例に、季節の話題を英語で語る練習をしてみます。
Autumn in Tochigi ― 栃木県の紅葉を紹介しよう
秋の栃木は、静かで美しい季節です。
10月下旬から11月にかけて、山や公園が赤や黄色に色づきます。
日光、那須、塩原では、朝の光の中で葉がきらめき、
冷たい空気が心をすっと落ち着かせてくれます。
この季節は、地域の魅力を言葉で伝えるのにぴったりです。

紅葉を描く言葉と文
「紅葉」は autumn leaves または fall foliage(フォーリッジ) と表現されます。
どちらも複数形になっているのは、
“葉”ひとつではなく、“景色全体”を指しているからです。
- The mountains are turning red and yellow.
山が赤や黄色に色づいている。
💡 文法のヒント:
be動詞+ing は「変化の途中」を表します。
“are turning” は、すでに変わり始めているけれど、
まだ完全には終わっていない——そんな「いま」の状態を表す進行形です。
季節の移り変わりを描くときにぴったりの構文です。
- The air is cool and clear.
空気が冷たく澄んでいる。
💡 語彙のヒント:
“clear” は「澄んだ」「くもりのない」という意味で、
天気・空気・声など、どんな場面でも使える万能語です。
日常会話でも “a clear answer(はっきりした答え)” のように応用できます。

秋の景色を伝えるフレーズ
知人、同僚、顧客などから出身地の秋の様子を尋ねられたら、こんなふうに伝えられます。
Tochigi is a perfect place to enjoy autumn leaves.
栃木は紅葉を楽しむのにぴったりの場所です。
💡 文法のヒント:
“a perfect place to + 動詞” は万能フレーズです。
「〜するのに最適な場所」という形で、
どんなテーマにも応用できます。
例:a perfect place to relax, a perfect place to start など。
You can see beautiful colors in Nikko and Nasu.
日光や那須で美しい色を見ることができます。
💡 ポイント:
“can see” は「見ることができる」ですが、
この場合は“自然に見られる”というニュアンス。
事実や説明に使うと、とても自然です。

季節を感じる言葉のセンス
海外の秋はスケールが大きく、色づく木の種類も違います。
でも、栃木の紅葉には“静かな深さ”があります。
The colors are not loud, but quietly beautiful.
鮮やかすぎず、静かに美しい。
💡 文法のヒント:
“not A, but B” は「AではなくB」という、
英語の中でも非常に使いやすい対比構文。
プレゼンや日常会話でも、“Not many, but meaningful.” のように応用できます。

まとめ:雑談力を磨くステップ 『季節の話題』
Step 1:自分の地域を3文で説明できるようにする
- 1. 場所(Where) “I’m from [地域], [位置関係].”
- 2. 特徴(What) “It’s famous for [特徴].”
- 3. おすすめ(Why) “It’s a perfect place to [活動].”
例(栃木):
- I’m from Tochigi, north of Tokyo.
- It’s famous for temples and nature.
- It’s a perfect place to enjoy hot springs.
Step 2:季節の話題を1つ準備する ←本日のメインテーマはここ。
今の季節(または直近の季節)について、 1-2文で話せるようにしておきます。
秋の例: “The leaves are turning red and yellow.
It’s a beautiful season.”
Step 3:実際に使ってみる
次のグローバル会議で、 休憩時間に1回だけ使ってみましょう。
完璧じゃなくていい。 70点で十分、伝わります。
身近な題材をヒントに、雑談力を高めよう
The colors of autumn make me happy.
秋の色が心を穏やかにしてくれる。
言葉を少しずつ育てていくと、
その積み重ねが、やがて世界を広げていきます。

Vocabulary(ことばのメモ)
| 単語・表現 | 意味・使い方のポイント |
|---|---|
| foliage | 木の葉全体を指す。紅葉など自然を描くときによく使われる。 🗣 The autumn foliage is beautiful in Tochigi. |
| turning | 状態が「変わっている途中」。季節や天気の変化に使える。 🗣 The leaves are turning red. |
| clear | 「澄んだ」「くもりのない」。天気・声・考えなどに応用可能。 🗣 The sky is clear today. |
| calm | 「落ち着いた」。人の気持ちや風景を描くときに便利。 🗣 The lake is calm this morning. |
| peaceful | 「穏やかで平和な」。雰囲気を伝えるときにやわらかく響く。 🗣 It’s a peaceful town surrounded by mountains. |
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