英語の学び直しが続かない大人へ|三日坊主を抜け出す3つの習慣

英語をもう一度やり直したいのに、いつも三日坊主で終わってしまう。
仕事や家のことに追われ、「続かない自分」にガッカリしている社会人は少なくありません。
「英語の学び直しは難しい」「自分には向いていない」と感じているかもしれません。

けれど、英語が続かないのは、あなたの努力不足ではなく「仕組み」の問題です。
英語が苦手だった私が、北米行きをきっかけに学び直しに成功した経験から、「英語のやり直しを無理なく続ける3つのコツ」をご紹介します。

今日からできる小さな一歩で、止まっていた英語学習をもう一度動かしてみませんか。

目次

英語ができなかった私

英語には、正直、興味がありませんでした。
文法は苦手、単語はすぐ忘れる。
高校ではリスニングもスピーキングも両方ダメで、授業中に指名されるのが怖くて下を向く日々。
ましてや学校の英語の弁論大会に選ばれるなんてことは絶対にありませんでした。
「才能無縁の世界とはおさらば」、とばかりに視界の隅へいつも追いやっていました。

「英語ができる人」は、どこか特別な遠い世界の人たち――すっかりそう思っていました。

だから大学に入っても、英語は避けて通ってきました。あくまでも進級するために仕方なく受ける単位・授業。
理屈や物語を考えるのは好きでも、暗記や反復が求められる英語とは相性が悪かった。
けれど、ある日を境に、英語が“自分ごと”になります。

再出発のきっかけ ― 北米行きを決めた日

大学3年のとき、就職活動の波が周囲に押し寄せてきました。
でも、私の心はどこか冷めていました。

「このまま就職していいのだろうか」。
そう自問したとき、ふと浮かんだのが“海外に行く”という選択でした。

よくある、漠然とした“海外に行ってみたい”という思いつきでした。特別な理由があったわけではありません。
「人生で一度くらい、自分を試してみたい」「就職して日本で落ち着く前に、外の世界を見てみたい」。
ただその想いだけで、本当に”なんとなく”、北米行きを決めました。

なんとなしに決まった目標ではありましたが、そこから初めて、本気で英語の勉強を始めました。
仕方なしに取り組んでいた受験勉強以来の文法書も、リスニング教材も、久しぶりすぎて何が何だかわからない。
それでも、“行く場所が決まった”ことで、初めて英語が自分ごとになったのです。
それまでは、“できる・できない”でしか見ていなかった英語が、“使う・生きる”ための言葉に変わりました。
本当に不思議なことに、人は目的が決まると、学びは否応がなしに動き出します。

英語科でもない私が、英語科のドアを叩いた

そこからの私は、大学中を走り回りました。
英語科の学生ではなかったので、英語科の教授を片っ端から訪ねて講義受講の許可をお願いしました。
総務課にも何度も問い合わせ、通常は3年生以上には許可されない、1・2年生向けの基礎英語の授業も、可能な限り受講しました。

二十歳を過ぎていて、ネイティブと同じようには聞き取れないのも自覚していました。
先に記載したように、元々学生時代の英語の成績は良くなく、文法も語彙も、8年間適当にあしらってきた英語のやり直しは、正直きつかった。

両親は、気まぐれとしか思えない私のアメリカ行きへはあっさり反対。渡米の費用も自分で工面するしかなく、卒業制作の合間を縫って、空いている時間はすべてアルバイト。
いうまでもなく、4年生が大学で一番忙しい時期になりました。お金も時間も体力もぎりぎり。
それでも、あのとき初めて「本気で何かをやり遂げたい」と思ったのです。

その努力は、当時はただの”はちゃめちゃな必死さ”にしか見えなかったけれど、今振り返ってみると、今更ながら色々なことが見えてきます。―ー

英語の習得をめぐるすべての経験を振り返ると、
学びには「仕組みを作る」ことが何より大切だと気づかされます。
英語は、闇雲でひたすらな努力よりも、戦略的に工夫された設計が重要。
上手く仕組みを変えれば、結果も変わる。
それを初めて体で理解したのが、大学後半の一年間でした。

学び直しを続けるための3つのヒント

1. 完璧を目指さない

学び直しでつまずく最大の理由は、「最初から完璧にやろう」としてしまうこと。
英語は積み上げの言語。10分でも、3日おきでもいい。
大切なのは、“やめない日”を増やすこと。

人の脳は「中断より再開」に強く反応します。
つまり、一度止まっても、また始めれば記憶はつながる。
今日の一歩:勉強時間を決めるより、「再開ボタンを押す日」をカレンダーに入れる。

理屈で言えば、「再開」は記憶を再構築するトリガーです。
“一度止まった自分”を責めず、再び動かせる仕組みを作ることが、本当の継続です。

2. “通じた瞬間”を記録する

モチベーションは、点数より“実感”で続きます。
「伝わった」「理解された」という経験は、継続の燃料になります。

私は、ニュースの一文が初めて聞き取れた日や、英語で意思が通じた瞬間をノートに書いていました。
「できた」「わかった」を“見える化”すると、自信が積み上がります。
今日の一歩:一日の終わりに「通じた瞬間」をひとつだけメモ(数字より感情を書き残す)。

これは心理学的にも有効で、人は成功体験を思い出すだけで行動意欲が上がります。
英語学習は「積み重ねの実感」を自分で見えるようにすることがカギです。

3. 声を出す時間を決める

英語は“音の言葉”。頭で覚えるより、声に出して初めて身につきます。
声を出すと、脳の運動野と聴覚野が同時に働き、定着率が上がります。
これは単なる気合ではなく、脳の仕組みに合った設計です。

朝の支度中に3分、夜に1フレーズだけでもOK。完璧な発音より、英語のリズムに触れる時間を。
今日の一歩:鏡の前で「Good morning!」を1回だけ声に出す。

比べない練習で、学び直しを軽くする

再開すると、どうしても他人と比べてしまいます。
でも、比べるべきは他人ではなく、昨日の自分

「昨日より1文多く話せた」「今日は少し聞き取れた」。
その小さな変化を観察できる人が、一番伸びます。
英語は成果が見えづらいけれど、変化を“記録”すれば、必ず見えてきます。

英語をやり直すことは、生き方を整えること

英語を学び直すというのは、単に言葉を覚え直すことではありません。
止まっていた時間を、再び動かすこと。
英語が得意でなくても、興味がなくても構いません。
「もう一度やってみよう」と思った瞬間が、次の扉の前に立った合図です。

英語は、誰にでもやり直せる言葉。
そしてそれは、再起動ではなく再接続
過去の自分と今の自分をつなぎ直す作業です。

止まっていた学びを、もう一度動かすスイッチを押す。
それが、あなたの再出発です。

✨ 今日から始める、たったひとつ

この3つのヒントのうち、ひとつだけ選んで今日やってみてください。
完璧を目指さず、ほんの少しだけ行動に移す。
その小さな再開が、必ず未来の自分を変えます。

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